About
政治思想、哲学、格闘技、時事問題について、つれづれ書いています…(more)

▽作者: Hermeneus

ブログ表紙に戻る

English blog

ホームに戻る



TB People
政治・社会思想


Blog portals

Sunday, January 13, 2008




2007年大晦日の秋山戦で勝利した三崎和雄の発言「日本人は強いんです」がちょっとした問題になっている。同イベントを視聴した韓国人の間で、この発言が韓国系日本人である秋山に対する当てこすり的に捉えられたらしい。ちなみに三崎のこのセリフは彼が普段の試合後でもよく口にしているものであり、秋山戦においてのみ特に言ったものではない。一方、秋山は普段の試合後に「柔道最高」と言って締めくくることが多く、三崎は秋山戦後にこのセリフも拝借して「日本人は強いです」と共に言っている。秋山をリスペクトしての発言だと思われるが(三崎もまた柔道のバックグラウンドを持つ)、これも当てこすり的に捉えられた要因になっている感がある。
三崎和雄
三崎和雄
韓国スポーツトゥデー「秋山成勲KOした三崎和雄「日本人、強い」発言を謝罪〜差別の意図ない」(2ch翻訳):「日本人は強いです」という発言で(韓国)国内ファンから批判を受けた三崎和雄(31、日本)が誤解の余地を残したとして謝罪したいという意思を表明した。

三崎和雄は去年12月31日、やれんのか!試合後チュ・ソンフン(秋山成勲)をつかまえて説教した後、日本の観衆に向けて「日本人は強いです」と叫んだ。三崎は元々勝利をおさめて日本観衆に向けてこの言葉をよく言っていた。しかし、韓国系日本人チュ・ソンフンを倒した後に叫んだ言葉であるため問題になった。

日本国内でもチュ・ソンフンに対する配慮が不足だった、民族排他的性格が強かった、という批判が出た。三崎はこの問題に対して「私は国籍を言うつもりは少しもなかった。人種について差別しない。結局、みんな同じ人間だ」と本来の意図はそうではなかったことを11日発行された日本のプロレス・格闘技の専門雑誌「Kamipro(カミプロ)」のインタビューで明らかにした。

続けて「しかし、今回は情況の上で誤解を呼ぶ余地が確かにあったようだ。それは本当に謝罪したい」と述べた。三崎のこの行動に対してグラバカのチーム同僚である郷野聡寛もエムパイトとのインタビューで「三崎は勝利後、興奮しやすい方」と今回にも他の意図はなかったはずだ、と弁護した。

一方、三崎は「Kamipro」インタビューで「秋山は強い。そして男だった」と誉めて選手として日本国内でずっと活動できるようになるよう期待した。三崎は試合後のインタビューでも「秋山と戦って見たら魂と言うか、心に深い所のあることが伝わって来た。この人はリングですべての信頼を回復しなければならないと思った」とチュ・ソンフン復帰擁護論を広げた事がある。


kamipro Special 2008 SPRING号:——ただ、三崎さんの決めゼリフの「日本人は強いんです」が、誤解されてる部分もあるみたいなんですよ。

三崎:・・・・・・ああ、そうか。僕はもちろん国籍云々のことを言うつもりなんて毛頭ないんですよ。なんというか、僕はね、人種はどうでもいいというか、結局は人間なんです。アメリカだろうがブラジルだろうが、どこだって一緒。僕が伝えたかったのは、やっぱり戦争にしてもなんにしても、最終的に闘う目的は世界平和だと思うんですね。だから、平和のために僕も何か役に立てばいいかなと思ってるんですけど、そのためにはまず自国を見直さないといけない。それが僕の考え方なんですよ。そういう意味で日本人に誇りを持ってもらおうと思って「日本人は強い」と言ったんですよね。

——なるほど、なるほど。

三崎:たとえば、いま自分が何をしたらいいかわからないような若者っていっぱいいますよね。そういう人たちが僕の試合を観て、「あ、日本人って凄いな」って思ってもらいたいんですよ。「君たちにも先人から受け継いだ日本人の血が流れているんだよ」と。ただ、今回はシチュエーション的に誤解を招くことも確かにあったかもしれない、それは本当に謝罪したいと思います。

——自分のアイデンティティとか自分に誇りを持ってもらいたいということですね。

秋山自身はもともと韓国籍の在日韓国人で、大学卒業後に韓国代表としてオリンピック出場を目指したがかなわず、日本に帰化して今度は日本代表としてオリンピック出場を目指そうとしたという経緯がある(日本代表選考でも最終的には脱落し、その後総合格闘技に転向している)。

また、秋山は2007年10月28日に韓国で行われたデニス・カーン戦後のマイクで「わが大韓民国最高!」と発言している。このデニス・カーンという選手は韓国系カナダ人格闘家で、彼もまた韓国の音楽祭MKMF2006にて「竹島は我が領土」と韓国ルーツをアピールする発言をしている。三崎の発言と同様のコンテキストでなされたこの「わが大韓民国最高」発言のほうは何故か問題にされていない。

秋山も帰化したのなら普段から「日本最高」と言っていれば良かったのに、などと思ったりする。「韓民族最高」なら韓国系日本人である秋山が言ってもおかしくは無いが、「大韓民国」というのは国家名なのだから、今では日本国に忠誠を誓うれっきとした日本国民が言うのはちょっと違うんじゃないだろうか? まぁ外国人芸能人や観光客が日本に来てリップサービス的にそうしたことを言うこともあるが、秋山の場合、対戦相手が韓国系ハーフであったことに加え、自身が日本に帰化した韓人であるという出自を考えても、三崎発言に劣らず微妙であるように思われる。

無論、三崎も秋山も対戦相手を揶揄するような意図で斯様な発言をしたわけではないだろう。三崎の場合は対戦相手が日本人選手であったなら同発言はしていなかっただろうし、その意味では対戦相手の出自をまったく意識していなかったというわけでは無いだろうが、秋山自身も前戦で韓国人ルーツをアピールする発言をしているのだから、三崎が秋山戦を日本人対韓国人的に捉えていたとしても咎められる筋合いは無いだろう。

Labels:

Posted at


この記事へのコメント

Anonymous Anonymous (January 14, 2008 at 3:55 AM  ) wrote:
同様に、「わが大韓民国最高!」のニュアンスをきちんと調べたほうがいいかもしれません。

Subscribe to Post Comments [Atom]







Calendar


Search




Categories


Previous Posts


購読

GFDL



にほんブログ村

Powered by Blogger