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Sunday, January 13, 2008
2007年大晦日の秋山戦で勝利した三崎和雄の発言「日本人は強いんです」がちょっとした問題になっている。同イベントを視聴した韓国人の間で、この発言が韓国系日本人である秋山に対する当てこすり的に捉えられたらしい。ちなみに三崎のこのセリフは彼が普段の試合後でもよく口にしているものであり、秋山戦においてのみ特に言ったものではない。一方、秋山は普段の試合後に「柔道最高」と言って締めくくることが多く、三崎は秋山戦後にこのセリフも拝借して「日本人は強いです」と共に言っている。秋山をリスペクトしての発言だと思われるが(三崎もまた柔道のバックグラウンドを持つ)、これも当てこすり的に捉えられた要因になっている感がある。
秋山自身はもともと韓国籍の在日韓国人で、大学卒業後に韓国代表としてオリンピック出場を目指したがかなわず、日本に帰化して今度は日本代表としてオリンピック出場を目指そうとしたという経緯がある(日本代表選考でも最終的には脱落し、その後総合格闘技に転向している)。 また、秋山は2007年10月28日に韓国で行われたデニス・カーン戦後のマイクで「わが大韓民国最高!」と発言している。このデニス・カーンという選手は韓国系カナダ人格闘家で、彼もまた韓国の音楽祭MKMF2006にて「竹島は我が領土」と韓国ルーツをアピールする発言をしている。三崎の発言と同様のコンテキストでなされたこの「わが大韓民国最高」発言のほうは何故か問題にされていない。 秋山も帰化したのなら普段から「日本最高」と言っていれば良かったのに、などと思ったりする。「韓民族最高」なら韓国系日本人である秋山が言ってもおかしくは無いが、「大韓民国」というのは国家名なのだから、今では日本国に忠誠を誓うれっきとした日本国民が言うのはちょっと違うんじゃないだろうか? まぁ外国人芸能人や観光客が日本に来てリップサービス的にそうしたことを言うこともあるが、秋山の場合、対戦相手が韓国系ハーフであったことに加え、自身が日本に帰化した韓人であるという出自を考えても、三崎発言に劣らず微妙であるように思われる。 無論、三崎も秋山も対戦相手を揶揄するような意図で斯様な発言をしたわけではないだろう。三崎の場合は対戦相手が日本人選手であったなら同発言はしていなかっただろうし、その意味では対戦相手の出自をまったく意識していなかったというわけでは無いだろうが、秋山自身も前戦で韓国人ルーツをアピールする発言をしているのだから、三崎が秋山戦を日本人対韓国人的に捉えていたとしても咎められる筋合いは無いだろう。 Labels: 格闘技 この記事へのコメント:
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